野宿のコーヒー
野宿の朝だからこそ、ちゃんとコーヒーをいれる。
俺はペーパードリップ派。
昔からの連れはパーコレーター派。
この日はペーパーで。
深酒した身体に濃い目のやつを。
時間に追い立てられる事なくゆっくりと。
朝食の時間も、チェックアウトもここには無い。
俺たちはいつも時間と共に暮らしている。
始業、定時、終電、閉店、いつも時刻を気にしている。
野宿ツーリングのいいところ。
いつまで走っていてもいいのだ。
いつまで風呂に入っていてもいいのだ。
いつまで飲んでいてもいいのだ。
いつまで寝ててもいいのだ。
つかの間の自由を楽しみたくて、
俺は野宿ツーリングを続けているのかもしれない。
↓好みはブラジルサントス
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