転けた後の話。
転けて吹っ飛んだ距離の割には、たいした怪我じゃなく、
連れも含めてほっとしたのでした。
しかし鎖骨を折ったせいで左腕が上がらん。
ちょっとMk2に乗るのは無理そう、、、
山の中すぎて携帯も繋がらない。
そこへ、めっちゃめちゃ偶然にも、地元の消防団の赤い
ポンプ車?が通ったのでした。
連れが呼び止めて救急車を呼んでくれるように頼みました。
そんで30分後くらいに、2台の消防車が到着。
団員の方が応急手当をしてくれました。
救急車もその後到着するのですが、そこから病院までは
1時間以上は絶対かかるとのこと。
消防の方が無線で何かわめいてます。
車じゃ無理って言ってますねー。
ヘリって言葉が聞こえますねー。
「Kさん、今からヘリが来ますから。」
「え?ヘリっすか?」
俺も連れ達も、冗談なのかと最初は思ったのだが、
無線のやり取りでは既に離陸したっぽい!!!
「6分で到着しますから。もう少しがんばって。」
救急車で1時間以上かかるのに、6分って!!!
その間、担架に括り付けられ、俺の体は完全固定。
「バラバラバラバラバラバラ」
あらら、本当に5,6分じゃん、、、、
「風がすごいですから目を閉じててください」
耳元で大声で指示されます。
「着地できるところが無いから、ここから吊り上げますからね」
すっげーぢゃん、俺!
顔が固定されているので、上しか見えないけど、
連れ達の嬉しそうな顔が目に浮かびますな。
(おおっ、真上にヘリが。)
(ワイヤーが降りてくるよ~、あらぁ、めっちゃ細いじゃん)
「Kさん上がりますよ!」
ひゃーーーー、上がってく~。
時間にして1分くらいかなぁ。
無事機内に入りました。
ホバリング中のヘリコプターって、ほとんど揺れないの。
言われなかったら空中だなんてわからないくらい。
んで、市外の総合病院まで、これまた6分の飛行。
ドクターヘリのパイロット達、かっこよかったよ。
Air Rescue って制服には書いてあったな。
↓ドクターヘリに吊られる俺(横たわっている方)
消防、レスキュー、病院、全ての人たちへ、、、
ありがとうございました。
へたくそで未熟者のバイク乗りのために、
すいませんでした。
皆さん、プロの仕事でしたね。
判断力、スピード、患者への配慮、、、全て完璧でしたよ。